化学工業日報(6/15,10面)に先日報道発表した次世代エコネットワークスイッチ製品化の関連記事が掲載されました

化学工業日報(6/15、10面)に先日報道発表した次世代エコネットワークスイッチ「ギガビットECOレイヤ2スイッチ」製品化の関連記事が掲載されました。「ギガビットECOレイヤ2スイッチ」は慶應義塾大学山中研究室がオールグリーン・ネットワークス社と共同で開発し、製品化しました。本スイッチでは、リモート操作によるポートの電力をオン/オフ、消費電力の常時モニタが可能です。スマートハウスやスマートメータ、データセンタの実験・デモンストレーションに最適なレイヤ2スイッチで、次世代のスマートオフィス、スマートシティへの利用も期待できます。
慶應義塾大学山中研究室では、総務省の「地球温暖化対策ICTイノベーション推進事業(PREDICT)」プログラムの一環として、リソースを最小化する動的ネットワーク制御システムによる再構成ネットワーク(MiDORi : Multi-(layer, path, and resources) Dynamically Optimized Routing)の研究開発を行ってきました。MiDORiは、個別のネットワーク機器の省電力化に加えて、ネットワーク内のトラヒックを制御して集約化を実施することで未利用状態の伝送リンクを作成し、リンク及び機器のポートの電力を自動的にオフにするネットワーク省電力化を実現する技術です。今回の「ギガビットECOレイヤ2スイッチ」は、MiDORiのキーコンポーネント技術の一つとして開発されました。
MiDORiプロジェクトでは主に、所要トラヒックを収容する消費電力最小化ルーティングトポロジーを求める収容設計アルゴリズム、収容設計アルゴリズムに基づきトポロジーを高速計算するオフロードエンジン、計算されたトポロジーを実現するためにリンクのオン/オフ制御を行うための制御プロトコル、制御プロトコルに従いポート・インタフェースの電源オン/オフを行えるルータ・スイッチの研究開発を進めています。

•  化学工業日報(2010年6月15日10面)【パスワードにより保護されています】

ギガビットECOレイヤ2スイッチ(パンフレット)
• 株式会社オールグリーン・ネットワークス