M1の山田くんがPN研究会にて発表を行いました。

M1の山田くんが、8月に秋田で開催されたPN研究会に参加し、発表を行いました。

発表者,タイトルは以下のとおりです。

著者:山田翔太, 寺澤緑, 清水翔, 石井大介, 岡本聡, 山中直明
タイトル:大容量データ転送アプリケーションの実現に向けたTCP over SCTP パラレルネットワーキングおよび並列経路選択手法の検討
あらまし:広帯域な伝送路を確保する手法の1 つにパラレル転送があるが,各経路の遅延差が大きい場合にパケットの順序逆転が発生し,TCP ではスループットが激減する.
本論文では,パケットの順序逆転に強いプロトコルSCTP (Stream Control Transmission Protocol) を利用しながら,TCP によるEnd-to-End での通信を実現するため,Gateway においてTCP パケットをSCTP パケットでカプセル化するTCP over SCTP Parallel というシステムを提案する.
本システムをソフトウェアスイッチに実装し,End-to-End の実効帯域測定によるパラレル転送の評価を行う.
加えて,複数遅延差を考慮した並列経路選択アルゴリズムを提案し,提案システムにおいて本アルゴリズムを適用することによりスループットの評価を行う.