B4の米澤さんがCS研究会において発表を行いました。

B4の米澤さんが,3月に岐阜で行われたCS研究会で発表しました.
発表者,タイトルは以下のとおりです

タイトル: 広域レイヤ2 ネットワークにおける遅延揺らぎの小さいキューイング方式

著者: 米澤和子,寺澤緑,西田昌弘,清水翔,荒川豊,岡本聡,山中直明

要旨: 近年,広域イーサネットが普及している.広域イーサネットとは,LAN(Local Area Network) 技術を拡張したもので, 離れた2 拠点間のLAN をイーサネットを用い接続した技術である.広域イーサネットにおいてリアルタイム性を重視するアプリケーションを実現するためには,スイッチにおいて帯域・遅延・遅延揺らぎを制御可能なキューイング方式が必要である.各キューにDeficit Counter(DC) を設置し,帯域・遅延の制御を行うDeficit RoundRobin(DRR) 方式は,リアルタイム性を重視するアプリケーションに多大な影響を及ぼす遅延揺らぎに関しては未考慮であった.そこで本提案では,帯域・遅延・遅延揺らぎを同時に制御する,Loan-Deficit Round Robin 方式を提案する.本方式は各キューにDC の他に最大遅延を制御するためのLoan Counter(LC) を設置することにより,帯域・遅延の他に遅延揺らぎを制御するキューイングを可能とする.また計算機シミュレーションにより,L-DRR の帯域・遅延・遅延揺らぎ制御の効果を証明する.