岡本先生,M1の徳橋君、M2の木原君が8月に行われる電子情報通信学会フォトニックネットワーク研究会で発表をします.

岡本先生,M1の徳橋君,M2の木原君が,8月に行われるフォトニックネットワーク研究会でそれぞれ発表します.
研究会と発表者,タイトルは以下のとおりです

8月8日 フォトニックネットワーク研究会 @朝里クラッセホテル(北海道,小樽市)

タイトル: GMPLS制御イーサネットにおけるインバンド通信チャネルの実装と実証実験
著者: 岡本 聡・清水 翔・荒川 豊・山中 直明
要旨: キャリアグレードGMPLS制御イーサネット網においては,in-fiber in-band 方式に基づいた制御メッセージ通信チャネルを実現することが求められている.本論文では,我々が開発したin-fiber in-band Data Communication Network(DCN) を実現可能なGMPLS制御イーサネットスイッチプロトタイプシステムを紹介する.プロトタイプシステムでは,in-band message communication channel (IMCC)及び,Mac-in-Mac 伝送,GMPLSによるイーサネットVLANパス制御機能を実現している.

タイトル: アクティブ光スイッチを用いた光アクセス網の一検討
著者: 徳橋 和将・菊田 洸・石井 大介・荒川 豊・岡本 聡・山中 直明
要旨: 我々は, 次世代アクセス網として, 光スイッチを用いることにより, 利用者収容能力の増大と伝送距離の延長を図った, PON(Passive Optical Network) とは異なる新たなアクティブ型光アクセス網アーキテクチャを検討している. 本研究では,アクティブ型光アクセス網において, OLT(Optical Line Terminal) とONU(Optical Network Unit)間で光スイッチを介して回線を確立するために必要となるディスカバリ処理方式とレンジング処理方式を提案し, シミュレーションによる評価を行った.

タイトル: リンクディスジョイント経路計算の高速解法の一検討~DAPDNA-2 による並列マルチレイヤ経路計算~
著者: 木原 拓・清水 翔・高 山・荒川 豊・山中 直明
要旨: K Disjoint-Paths Pairs (KDPPs) は,耐障害性を確保するためのリンクディスジョイント経路を求めるアルゴリズムとして広く使用されているが,最適解(合計コストが最小となるリンクディスジョイント経路の組) が得られない場合が存在することが知られている.しかし,最適解が得られない状況について,詳しく言及している過去の研究はほとんど存在しない.そこで,本稿では,計算機シミュレーションを用いて様々なトポロジにおけるKDPPs の解の精度を定量化する.さらに,並列リコンフィギャラブルプロセッサに適したマルチレイヤを考慮するリンクディスジョイント経路探索アルゴリズムも提案し,提案アルゴリズムがKDPPs と比較して計算クロック数を最大で約99.6%減少させることを示す.