M2の石川君が1月に行われた研究会で並列リコンフィギャラブルプロセッサに関する発表をしました

菊田君が, 1月に行われた研究会で発表しました.
研究会と発表者, タイトルは以下のとおりです

1月16, 17日 リコンフィギャラブルシステム研究会 @慶應義塾大学 (神奈川)

著者: 石川浩行・清水翔・荒川豊・山中直明・斯波康祐
タイトル: 並列リコンフィギャラブルプロセッサDAPDNA-2を用いた集合被覆問題の高速解法
あらまし: 高速広帯域ネットワークの発展を背景に普及した,大容量の映像を配信するためのサービスにおいては,ユーザがオリジナルサーバからのみコンテンツをダウンロードした場合,オリジナルサーバの負荷が大きくなる.一方,オリジナルサーバ以外にもコンテンツを分散させる手法が提案されているが,コンテンツレプリカの最適配置計算は集合被覆問題に帰着され,NP 困難である.そのためネットワーク規模が膨大になると,ソフトウェアで処理することは難しい.本研究では,レプリカ配置の全組合せを複数グループに最適分割してパイプライン処理を行う集合被覆問題の高速解法を提案する.IPFlex社が開発した並列リコンフィギャラブルプロセッサDAPDNA-2の評価ボードに実装し,特性評価の結果,動作クロック数が17倍のIntel Pentium 4と比較して実行時間が40倍以上改善することから,提案方式の有効性を示す.