M2の米津さんの省電力ネットワーク MiDORiに関する論文が電子情報通信学会論文誌に採録されました。

M2の米津さんの省電力ネットワークMiDORiに関する論文が電子情報通信学会論文誌に採録されました。
論文については以下の通りです。

タイトル: 自己組織化省エネルギーネットワークMiDORiにおける消費電力最適化のためのトポロジー計算手法
著者: 米津遥、石井大介、岡本聡、大木英司、山中直明
あらまし: 近年,インターネットの普及に伴いトラヒック量及びネットワークの消費電力が増加していることにより,ネットワークの省電力化が重要な課題となっている。そこで,ネットワーク内のトラヒックを特定リンク上に集約し,未使用リンクの電源を落とすことによつて省電力化を実現するMiDORiが提案されている.MiDORiネットワークでは,一定時間ごとにトラヒック量に応じて物理トポロジーの最適化を行うために,実用的な省電カトポロジーの計算手法が必要となる.そこで本論文では,元のトポロジーから一定数のリンクを削減するごとに,ネットワーク性青とを維持可能なトポロジーを局所最適解として選択することで,省電カトポロジーを導出可能な計算手法を提案する.また, トラヒック集約により,1リンク当りのトラヒック負荷が高い省電力ネットワークにおける障害回復方式として,protection方式及びrestration方式を提案する,計算機シミュレーションにより,提案する省電カトボロジー計算手法の省電力効果,計算時間における有効性を示し,二つの障害回復方式を比較検討する。最後に, 自律的なトポロジー最適化を可能とするMiDORiネットワークのプロトタイプシステムを紹介する.