GMPLSコントロールPLZT超高速光スイッチ装置

GMPLSコントローラ付PLZT超高速光スイッチ装置は、コントローラ(PC)によりPLZT超高速光スイッチを制御する装置です。コントローラはLinuxを搭載したPCであり、PCのコマンドラインから超高速光スイッチのコンフィギュレーション切り換えが可能です。また、GMPLSを実装しており、RSVP-TEシグナリングにより、セットアップも可能です。光スイッチ装置内には、コントローラボード(FPGA回路)があり、4000程度コンフィギュレーションをメモリに格納でき、2面(A,B)メモリに独立なコンフィギュレーション(4000)を格納が可能であります。面は1クロックで切り換え可能です。また、コントローラはシリアル通信により光スイッチを制御するため、高速PG(pulse Generator)レスで、PLZT超高速光スイッチの制御が可能です。以上により、コントローラ付PLZT超高速スイッチ装置は、容易かつ高速に光スイッチを制御することが可能であります。
1517

構成
装置は、大きく分けて制御ユニットおよび光スイッチユニットに分類されます。制御ユニットすなわちコントローラはLinux PCで構成されており、光スイッチユニットとはシリアルケーブルで接続されています。また、コントローラにはGMPLSを実装しており、シグナリング(RSVP-TE)が可能な構成となっています。光スイッチユニットは、コントローラボードおよび光スイッチで構成されております。コントローラボードは、4000x2面のメモリを搭載したFPGA回路となっており、コントローラから受け取った信号をもとにメモリを読み書きしたり、光スイッチへ信号を送ったりします。光スイッチは、高速ドライバおよびスイッチ本体で構成されております。高速ドライバはコントローラから受け取った信号から光スイッチ本体へスイッチ切り換え信号を送信します。以上が本装置の構成となっております。
1523
1522

特徴

  • GMPLSによる遠隔コントロールが可能
  • 制御ユニットおよび光スイッチユニット間をシリアルケーブルで接続:PG(Pulse Generator)が不要。
  • 制御ユニットであるPCからコマンドラインで光スイッチ制御:制御が容易。
  • 光スイッチユニット内にコントロールボードを搭載:4000x2面(A,B)のメモリを持ったFPGA回路により、メモリの同時読み書きが可能。高速切り換えに対応。面は1クロックで切り換え可能。
  • 保守入力が可能:メモリに書き込んで実行させるのではなく、直接光スイッチを制御することも可能(ダイレクト入力)。

備考