D1の佐藤さんの光アグリゲーションネットワークの設計手法 に関するレターが電子情報通信学会論文誌に掲載されました。

D1の佐藤さんの光アグリゲーションネットワークの設計手法に関するレターが電子情報通信学会論文誌に掲載されました。

タイトル: 2×2光スイッチを用いた高信頼・低光損失光アグリゲーションネットワークの設計手法
著者: 佐藤丈博、芦沢國正、徳橋和将、石井大介、岡本聡、大木英司、山中直明
あらまし: ルータの集約及び光スイッチの使用により低消費電力を達成する光アグリゲーションネットワークにおいて,2×2光スイッチを用いた,高信頼性と低光損失性を同時に達成するアーキテクチャを提案した.またその設計手法を示し既存トポロジーとの比較を行った.

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D1の米津さんの省電力ネットワークMiDORiに関する論文が電子情報通信学会論文誌に掲載されました。

D1の米津さんの省電力ネットワークMiDORiに関する論文が電子情報通信学会論文誌に掲載されました。
論文については以下の通りです。

タイトル: 自己組織化省エネルギーネットワークMiDORiにおける消費電力最適化のためのトポロジー計算手法
著者: 米津遥、石井大介、岡本聡、大木英司、山中直明
あらまし: 近年,インターネットの普及に伴いトラヒック量及びネットワークの消費電力が増加していることにより,ネットワークの省電力化が重要な課題となっている。そこで,ネットワーク内のトラヒックを特定リンク上に集約し,未使用リンクの電源を落とすことによつて省電力化を実現するMiDORiが提案されている.MiDORiネットワークでは,一定時間ごとにトラヒック量に応じて物理トポロジーの最適化を行うために,実用的な省電カトポロジーの計算手法が必要となる.そこで本論文では,元のトポロジーから一定数のリンクを削減するごとに,ネットワーク性青とを維持可能なトポロジーを局所最適解として選択することで,省電カトポロジーを導出可能な計算手法を提案する.また, トラヒック集約により,1リンク当りのトラヒック負荷が高い省電力ネットワークにおける障害回復方式として,protection方式及びrestration方式を提案する,計算機シミュレーションにより,提案する省電カトボロジー計算手法の省電力効果,計算時間における有効性を示し,二つの障害回復方式を比較検討する。最後に, 自律的なトポロジー最適化を可能とするMiDORiネットワークのプロトタイプシステムを紹介する.

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D1の松本さんのスマートグリッド環境における太陽光発電出力予測に関する論文が電子情報通信学会論文誌に掲載されました。

D1の松本さんのスマートグリッド環境における太陽光発電出力予測に関する論文が電子情報通信学会論文誌に掲載されました。
論文については以下の通りです。

タイトル: スマートグリッド環境において気象観測情報を用いない 高精度な短期的太陽光発電出力予測手法の提案
著者: 松本隼、石井大介、岡本聡、大木英司、山中直明
あらまし: 近年日本では家庭用ソーラーパネルやマイクロCHPが急速に普及しており,それらの分散化された発電エネルギーの利用法が日本におけるスマートグリッド研究課題の一つである.効率的な発電エネルギー利用のため消費デバイスとのスケジューリング連携が有効であり,太陽光発電出力量の短期的な予測が重要となる.従来の太陽光発電出力予測手法は主に中長期的な規則性を伴う出力変動について議論しており,気候による不規則な変動の激しい短期的な予測には適さない.また既存の短期的な予測手法についても特別な気象観測機器が必要であるという課題が残る.そこで本論文では,気象観測情報を用いずに各ソーラーパネルの発電出力情報のみを用いて予測する手法を提案する.本手法では,ネットワークに接続されたスマートメータから各地点の発電出力情報をサンプリングし,データ補間及びオプティカルフロー推定技術を用いて,各地点における将来の発電出力量を予測する.その際,過去のサンプリングデータを仮想的に補間元データとして用いるバーチャルサンプリングにより,少ないサンプリング数でも高精度な予測を可能とする.コンピュータシミュレーションにより,本予測手法の有効性及びバーチャルサンプリングによる予測精度の改善を示す.

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