M1の佐藤君、B4の野村君がPN研究会 において発表を行いました。

M1の佐藤君、B4の野村君が、2月28-3月1日に鹿児島で行われたフォトニックネットワーク研究会(PN)で発表を行いました。

発表者、タイトルは以下のとおりです。

Authors:佐藤丈博 芦沢國正 徳橋和将 石井大介 岡本聡 大木英司 山中直明
Title:低光損失および高信頼性を備えた大規模光スイッチネットワークの設計手法
Abstract:現在のインターネットの消費電力を大幅に削減する手法として、1 台の大容量ルータと数千から数万のユー
ザを 1 ホップで接続する光アグリゲーションネットワークが提案されている。本研究では、多段に接続した 2x2PLZT光スイッチを用い、ツリー型トポロジとリング型トポロジの特徴を組み合わせることにより、低光損失および高信頼性を満足する全光アグリゲーションネットワークを構築する手法について検討を行った。

Authors:野村勇輝 丸川純平 米津遥 竹下秀俊 迫川裕治 石井大介 岡本聡 山中直明
Title:省エネルギーネットワークMiDORiにおけるGMPLS自律制御のためのネクストホップテーブルを保持したパス切替え方式
Abstract:近年、インターネットの普及に伴いネットワークのトラヒック量及び消費電力が増加しており、ネットワークの省エネルギー化が重要な課題となっている。そこで我々は、 TE(TrafBc Engineering)によりトラヒックを集約しネットワーク機器のポート単位で電源のON/OFFを行うことで省エネルギー化を目指すMiDORi(Multi-(layer,path, and Resources) Dynamically Optimized Routing)ネットワークを提案している。 MiDORiで,NM(NetworkManager)が各スイッチに設定を行っているが、大規模ネットワーク再構築の際に設定時間が膨大になるという問題がある・そこで本稿では、自律制御により高速設定が可能な手法として、 GMPLS(Generalized Multi Protocol Label Switching)を用いたアーキテクチャを提案する。 GMPLSではシグナリングによりパス上のポートを一括して電源制御が可能である。しかし、同一ポートを複数パスで共有しているシングルレイヤでのGMPLS適用の場合、パス切替時の電源制御により他のパスが断絶する問題が発生した。そこで、シグナリングの際に各ノードがネクストホップ情報を保持することで、他のパスに影響を与えないパス切替を可能とした。実装実験および計算機シミュレーションにより、 5ホップにおいて従来より79%パス設定時間を削減でき、また再構成においてパスの断絶が発生せず、提案方式の有効性を示した。