国分寺市立第八小学校サマースクールを開催しました

慶應義塾大学理工学部山中研究室 電子情報通信学会東京支部 の共同主催で、7月23日(金)に国分寺市立第八小学校で出前の科学教室を開きました。今回は、一般社団法人ディレクトフォースと共同で光糸電話、墨流し、瞬間 冷却パックの三種類の実験授業をワークショップ形式で行いました。

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・光通信!光糸電話を作ってみよう!!(山中研究室)
100円ショップで購入できる部材を利用して、懐中電灯の光による糸電話を作ります。カッターや半田ごても使って、自分の手で送信機・受信機を作成しました。グラハムベルが行ったフォトフォーンの実験を現代版に改良したもので、通信の原理と実験を体験してもらいました。
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・墨流しを体験してみよう!(ディレクトフォース)
水に墨を落とすと、膜ができる原理を使って模様を作ります。日本の伝統芸能の一つである「墨流し」を作り、界面科学の基礎である「ぬれ」と「はじき」が学んでもらいました。
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・瞬間冷却パックを作ってみよう!(ディレクトフォース)
ひやっ!一瞬で冷たくなってしまう冷却パックってどんな仕組みでできるのでしょう。尿素を材料に冷却パックを作ってもらいながら、「溶解」と「冷却」という現象を学んでもらいました。暑い夏にぴったりの実験で、涼を感じつつ楽しんでいました。
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小学3年生~6年生71名が参加し、時間やスペースの都合でやりたかったのに諦めてもらう実験もありましたが、自分たちで手を動かして科学の楽しさを体験していました。
次回は、かわさきサイエンスチャレンジ(8月21日、22日)で科学教室を開きます。興味のある方は是非ご参加ください。

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