D1の徳橋君,M2の丸川君,M1の米津さんが国際会議OECC2010において発表を行ないました

D1の徳橋君,M2の丸川君,M1の米津さんが,7月5-10日に札幌で行われた国際会議OECC2010において発表を行ないました。

発表者,タイトルは以下のとおりです

Authors:Kazumasa Tokuhashi, Takehiro Sato, Kunitaka Ashizawa, Daisuke Ishii, Satoru Okamoto and Naoaki Yamanaka
Title:Extended MPCP Slot Data Transmission Experimental System for Active Optical Access Network
Abstract: Extended MPCP (IEEE802.3av) data transmission experimental system for optical slot-based Access Network is designed. The slot-based two-way communication was successfully established by extended MPCP. The method does not need to analyze frame-header at switch system.

Authors:丸川さん
Title: Reducing Network Power Consumption Using Dynamic Link Metric Method and Power Off Links
Abstract:As the high-speed network technologies developing,
the traffic in the Internet increase rapidly. The network power consumption has come up to 10% of the worldwide energy consumption. In order to reduce this kind of consumption, we propose a novel method, which dynamically modifies the weights of links and makes traffic gather to certain links and then set some links of which the load no traffic Powe-Off. We also did much work in the network simulations, and the result shows that the method has a good effect in reducing the network power consumption.

Authors:米津さん
Title: Reducing Network Power Consumption Using Dynamic Link Metric Method and Power Off Links
Abstract:As the high-speed network technologies developing,
the traffic in the Internet increase rapidly. The network power consumption has come up to 10% of the worldwide energy consumption. In order to reduce this kind of consumption, we propose a novel method, which dynamically modifies the weights of links and makes traffic gather to certain links and then set some links of which the load no traffic Powe-Off. We also did much work in the network simulations, and the result shows that the method has a good effect in reducing the network power consumption.

「第7回かわさきサイエンスチャレンジ」で科学教室を開講しました

8月21日(土)、22日(日)に川崎市の溝の口で開催された「第7回かわさきサイエンスチャレンジ」で、山中研究室は科学教室「科学と親しむ楽しい一日」を開講しました!

7月の出前科学教室に引き続き、一般社団法人ディレクトフォースと共同で光糸電話、墨流し、瞬間冷却パックの三種類の実験授業をワークショップ形式で行いました。

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(A) グラハムベルがやった光糸電話を作ってみよう(山中研究室)
100円ショップで購入できる部材を利用して、懐中電灯の光による糸電話を作り、実験を通して通信の原理を学びます。コップを切ったり、電卓を分解してソーラーパネルを取ったり、半田付けをしたりとたくさんの作業をがんばって取り組んでいました。その分、光で声が伝えることができると、喜びが大きく、実験を楽しんでくれていました。実験には失敗はつきもので、一度ではうまくいかなかったり、なかには土曜にうまくいかず、日曜にリベンジにきた子もいましたが、そういうことも含めて今回の実験が子供たちにとっていい体験になってくれたらと思います。山中研メンバー総動員でしたが、追いつかず日本女子大学の小川先生、学生にもスタッフのボランティアをしていただきました。ありがとうございました。
参加人数(概算):21(土) 80名、22(日) 70名

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(B) 墨流しを体験してみよう(ディレクトフォース)
水に墨を落とすと、膜ができる原理を使って模様を作ります。日本の伝統芸能「墨流し」を作り、界面科学の基礎「ぬれ」と「はじき」を学びました。水の上にいろんな色の絵の具を落として、思い思いのカラフルな墨絵を描きながら実験を楽しんでいました。
参加人数(概算):21(土) 160名、22(日) 100名

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(C) 瞬間冷却パックを作ってみよう(ディレクトフォース)
尿素を材料に冷却パックを作ってもらいながら、「溶解」と「冷却」という現象を学びます。
一瞬にしてパックが冷たくなる現象にみんなびっくりしていました!涼が感じられるおみやげは暑い夏にぴったりの実験でした。
参加人数(概算):21(土) 160名、22(日) 100名

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参加してくださった子供たち、保護者の方々ありがとうございました!今回のイベントを機会に科学への興味を広げていただけたら幸いです。

次回は、9月25日(土)に新川崎K2キャンパスで開催される科学イベント「科学とあそぶ幸せな一日」で科学教室を開きます。是非ご参加ください。

徳橋くんのアクティブ光アクセスネットワーク(ActiON)に関する論文がIEICEの論文誌(2010年 8月号)に掲載されました。

徳橋くんのアクティブ光アクセスネットワーク(ActiON)に関する論文がIEICEの論文誌(2010年8月号)に掲載されました。

論文については以下の通りです。
タイトル:連続送信型フレームを用いたアクティブ光アクセスネットワークのレンジング方式
著者:徳橋和将, 芦沢國正, 石井大介, 荒川豊, 岡本聡, 山中直明
あらまし:光スイッチを用いた次世代光アクセス網において,複数の距離の違うOLT とONU 間で回線確立を行うレンジング処理について,連続送信型フレームを用い,さらに位相を変化させる高精度レンジング手法を提案した.また連続送信型レンジングの実験に成功した.

「第24回 独創性を拓く 先端技術大賞」の授賞式が行われD1の徳橋君が表彰されました

7月28日(水)に「第24回独創性を拓く 先端技術大賞」の授賞式が東京・元赤坂の明治記念館で開かれ、D1(応募当時M2)の徳橋和将君が学生部門の特別賞に選ばれ表彰を受けました。

徳橋君の受賞内容:
第24回独創性を拓く 先端技術大賞 学生部門 特別賞
徳橋 和将
慶應義塾大学大学院 理工学研究科 開放環境科学専攻 修士2年
次世代PLZT超高速光スイッチによる10Gbps光アクセスネットワークの研究開発」
指導教官: 山中 直明 教授

「独創性を拓く 先端技術大賞」は、「科学技術創造立国」の実現に向け、優れた研究開発成果をあげた全国の理工系学生と企業の若手研究者、技術者を表彰する制度です。「学生部門」と「企業・産学部門」の2部門があり、多数の応募の中から各部門4~5件が表彰される希少で大変名誉ある賞です。

徳橋君は慶應義塾大学で歴代3人目の学生部門受賞者となりました。

授賞式には、高円宮妃殿下が出席され、小惑星探査機「はやぶさ」開発のプロジェクトマネジャーである川口淳一郎教授による基調講演も行われました。
授賞式のあと行われた懇親会では、高円宮妃殿下が各授賞者の研究内容のパネルをご覧になり、徳橋君も受賞した研究の内容について丁寧に説明していました。

国分寺市立第八小学校サマースクールを開催しました

慶應義塾大学理工学部山中研究室 電子情報通信学会東京支部 の共同主催で、7月23日(金)に国分寺市立第八小学校で出前の科学教室を開きました。今回は、一般社団法人ディレクトフォースと共同で光糸電話、墨流し、瞬間 冷却パックの三種類の実験授業をワークショップ形式で行いました。

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・光通信!光糸電話を作ってみよう!!(山中研究室)
100円ショップで購入できる部材を利用して、懐中電灯の光による糸電話を作ります。カッターや半田ごても使って、自分の手で送信機・受信機を作成しました。グラハムベルが行ったフォトフォーンの実験を現代版に改良したもので、通信の原理と実験を体験してもらいました。
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・墨流しを体験してみよう!(ディレクトフォース)
水に墨を落とすと、膜ができる原理を使って模様を作ります。日本の伝統芸能の一つである「墨流し」を作り、界面科学の基礎である「ぬれ」と「はじき」が学んでもらいました。
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・瞬間冷却パックを作ってみよう!(ディレクトフォース)
ひやっ!一瞬で冷たくなってしまう冷却パックってどんな仕組みでできるのでしょう。尿素を材料に冷却パックを作ってもらいながら、「溶解」と「冷却」という現象を学んでもらいました。暑い夏にぴったりの実験で、涼を感じつつ楽しんでいました。
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小学3年生~6年生71名が参加し、時間やスペースの都合でやりたかったのに諦めてもらう実験もありましたが、自分たちで手を動かして科学の楽しさを体験していました。
次回は、かわさきサイエンスチャレンジ(8月21日、22日)で科学教室を開きます。興味のある方は是非ご参加ください。

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