慶應義塾大学M1の西村君が書いた論文が電子情報通信学会の最多ダウンロード賞を受賞しました

本論文は、実際に使っている5GHz帯のWiFI信号をアナログRoF(Radio over Fiber)で実験を行った、世界で初めてのデモです。

【論文要旨】

周波数が高くなると、無線は帯域が広くなる半面直進性が強くビル影や、ビル内の壁等が大きな障害となる。そのため、高機能な反射板(またサーフェース)が研究されているが、高価なこととビル内でドアがあると使えない等の制限がある。
そこで、アナログのまま光ファイバでアンテナ信号を伝送し、アンプのみでアンテナの延長を図るRoF技術がある。しかし、高周波のアナログ信号を、できるだけ大パワーで送るためファイバーの非線形性がネックである。そこで、慶應義塾は、ホロコアファイバ(コアが空気)を応用し、このアナログ光ファイバ伝送にチャレンジしている。