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iPOP2012が300名の参加をいただき成功で終わりました

iPOP2012はおかげさまで大成功で慶應義塾大学藤原記念ホールで行われました。参加者は300名弱で、昨年の震災の影響を乗り越えて順調に進展しております。今年は、特にIP/Opticalの応用としてのインタークラウド技術や、SDNとそのトランスポート技術としてのSDTNをフォーカスに加えました。長年、GMPLSに代表されるD/Cプレーンの分離技術を引っ張ってきた会議でもあったため、世界で初めて、マルチASでマルチベンダーでマルチテクノロジ(光・パケット等)をダイナミックに接続することにも成功しました。コミッティを代表いたしまして成功への皆様のサポートに深くお礼を申し上げます。
iPOPの会場では、将来活躍を期待するべき子供たちが、今回の震災の影響で進学や在学を200名以上があきらめてしまっているとにかんがみ、レセプションへの参加金を含め、ご寄付をお願いしました。その結果おかげさまで*  67,895円をあしなが育英資金として寄付*しました。
これで 輝ける将来をあきらめてしまう子供が少しでも救われることを望みます! 本当にありがとうございました。

あしなが育英会のHPはこちら
です。

代表委員長 慶應義塾大学 山中直明

世界で初めてのSDN(オープンフロー)によるマルチドメイン、マルチテクノロジの相互接続実験を行いました

慶應義塾大学 理工学部 情報工学科 山中直明教授の研究グループは、自らGeneral Chairを務める国際学術会議International Conference on IP + Optical Network 2012 (iPOP2012)で中心的なデモンストレーションを実施します。
このデモンストレーションは、次世代のネットワークアーキテクチャとして注目されている
「Software Defined Network: SDN」の概念をトランスポート層の仮想化(スライス化)に適用した「Software Defined “Transport” Network」技術に関して、OpenFlow に代表される制御装置とマルチテクノロジーな複数のトランスポート装置(IP/MPLS, MPLS-TP, 光)で構成されたネットワークの相互接続によって、アプリケーションに応じた仮想トランスポート”スライス”を提供・実現するものです。
世界初となるこのデモンストレーションをおこない、報道発表いたしました。

プレスリリース全文は、以下をご覧ください。

世界初 Software-Defined な仮想トランスポートネットワーク(スライス)技術の相互接続性デモンストレーション (5/31-6/1):[慶應義塾]

山中研が,自動的に省電力化するグリーンクラウド上でのコンテンツ配信実験に成功し,プレスリリースされました.

慶應義塾大学理工学部の山中直明教授は、省電力なネットワーク運用基盤上で動作するグリーンクラウド上で、仮想化技術を利用して、省電力なコンテンツ配信システムを実現する環境に優しい次世代ネットワークの研究を行っています。その研究の一環として、ネットワークが自動で最適な経路を判断して、コンテンツ配信に必要となるクラウド上の資源を光の仮想ケーブルで接続するコンテンツ配信技術の実験に成功しました。これは、コンテンツ転送エネルギーと処理エネルギーが最小化されるようにクラウド上の資源の最適配置計算を行い、自動接続により最も省電力なコンテンツ配信システムを形成することによります。

本研究成果は、5 月31 日(木)-6 月1 日(金)に日吉キャンパスにて開催される国際会議iPOP2012において実験デモを公開いたします。一部の接続技術に関しては、7 組織が参加する相互接続ショーケースにも提供しております。iPOP2012 における本研究成果の実験デモと相互接続ショーケースをぜひご取材ください。
慶應義塾大学プレスリリース[5/28(月)]

菊田君が、4月6日に機械振興会館で開催されるIEEE 東京支部講演会で講演します。

菊田君が、IEEE東京支部、Tokyo GOLD Affinity Group、Japan Council WIE Affinity Group、IEEE東京支部 Student Activities Committee共催、電子情報通信学会 東京支部協賛のIEEE President Dr. Gordon Day氏講演会に、Tokyo Gold Affinity Groupを代表してプレゼンテータとして登場します。

日時: 2012年4月6日(金) 13:30~16:40 (受付開始 13:15~)
場所: 機械振興会館 B2階 ホール
詳細・申込: http://www.ieee-jp.org/section/tokyo/kaigou/lecture/2012/app/0406kouen.htm

2012年3月27日(火)にNICT小金井で開催されるけいはんな情報通信オープンラボ研究推進協議会新世代ネットワーク分科会ワークショップ にて、岡本先生がパネリストとして登壇します。

2012年3月27日(火)にNICT小金井で開催されるけいはんな情報通信オープンラボ研究推進協議会新世代ネットワーク分科会ワークショップにて、岡本先生がパネリストとして登壇します。

日時 : 2012年3月27日(火)14:00~17:15
場所 : 情報通信研究機構本部 本館4階 国際会議室 (東京都小金井市貫井北町4-2-1)
参加費: 無料
主催 : けいはんな情報通信オープンラボ研究推進協議会
参加ご希望の方は、新世代ネットワーク分科会事務局 info-nag@nict.go.jp へ氏名と勤務先を明記してお申込み下さい。

【プログラム】
①開会挨拶(14:00 ~14:05) 
 新世代ネットワーク分科会リーダー  大 柴 小 枝 子 氏(京都工芸繊維大学大学院教授)

②基調講演(14:05~14:45) 
  「光通信技術の沿革と展望~光通信インフラのイノベーションから学ぶ~」
    早稲田大学研究戦略センター教授  松 島 裕 一氏

③各WGの成果発表(14:45~15:35)
 ■相互接続性検証WG
  「100GE/OTU4による異ベンダ間相互接続検証実験」
  NECネットワークプラットフォーム事業本部
   光ネットワーク事業部   吉 原 知 樹 氏
 ■フォトニックWG
  「ユニバーサルリンク技術の研究開発とJGN-Xフィールド実験」
  NTT未来ねっと研究所
    フォトニックトランスポートネットワーク研究部  宮 本 裕 氏
 座長:原井 洋明 氏(情報通信研究機構)

④パネルディスカッション(15:50~17:10)
 ■テーマ「将来ネットワークのあるべき姿とこれからの研究開発~各WG活動の成果と標準化動向から~」
  パネリスト:
   岡 本 聡 氏(相互接続性検証WG副主査/慶應義塾大学大学院准教授)
   宮 本 裕 氏(フォトニックWG/NTT未来ねっと研究所上席特別研究員)
   大槻英樹 氏(情報通信研究機構テストベッド研究開発推進センター)

  モデレータ:
    大柴 小枝子 氏(新世代ネットワーク分科会リーダー/京都工芸繊維大学大学院教授)

⑤閉会挨拶(17:10)
 情報通信研究機構理事 宮 部 博 史 氏

ぜひ足をお運びいただければ幸いです。

D3の竹下君と岡本先生のサービスアダプティブアクセス/アグリゲーション網アーキテクチャに関する招待論文が電子情報通信学会英文論文誌に掲載されました。

D3の竹下君と岡本先生のサービスアダプティブアクセス/アグリゲーション網アーキテクチャに関する招待論文が電子情報通信学会英文論文誌2012年3月号に掲載されました。

Title: Future Service Adaptive Access/Aggregation Network Architecture
Authors: Hiroki IKEDA Hidetoshi TAKESHITA Satoru OKAMOTO
Abstract: The emergence of new services in the cloud computing era has made smooth service migration an important issue in access networks. However, different types of equipment are typically used for the different services due to differences in service requirements. This leads to an increase in not only capital expenditures but also operational expenditures. Here we propose using a service adaptive approach as a solution to this problem. We analyze the requirements of a future access network in terms of service, network, and node. We discuss available access network technologies including the passive optical network, single star network. Finally, we present a future service adaptive access/aggregation network and its architecture along with a programmable optical line terminal and optical network unit, discuss its benefit, and describe example services that it would support.