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EVNO(Energy Virtual Netwrok Operator)が日刊工業新聞1面(4/5)に掲載されました

EVNO(Energy Virtual Netwrok Operator)が4月5日の日刊工業新聞1面に掲載されました。

慶応大、仮想エネルギー通信事業者の仕組みを考案(日刊工業新聞 Business Line)
日刊工業新聞(2010年4月5日1面)【パスワードにより保護されています】

山中研究室では、電力網を送電業者と電力を制御する業者と分けて、分散的に存在するエネルギー源を実際の需要に基づき効率よく制御する、EVNO(Energy Virtual Netwrok Operator)を提案してきた。
これは、スマートメータ普及時に、必要なエネルギーをその近傍から供給するように制御するもので、ちょうど通信の仮想専用線のあたる。しかし、実際の発電した電力が、必要な需要に対して供給するわけではなく、なるべくローカルにエネルギーの需給バランスをとることにより送電ロスを減らし、経済原理の高いエネルギー供給を促すものである。
電力送電会社は、送電をビジネスとして、距離や時間電力量に基づき課金をする。そのため、エネルギーの地産地消がすすむ。また、たとえば個人で持っているエネファームをEVNOに貸し出すことにより、各人がつかうだけではなく、複数のエネファームを持った仮想発電施設になり、経済的に有効な時に発電を行ったり、複数のプリウスの蓄電池を利用して、夜間電力を時間を動かして供給して利益を得たりするビジネスをスマートメータとEVNOを通して行う。

この技術は、4月9日金曜日、新社会システム総合研究所での講演で講演されます。
http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_C1_search1.html

4月2日に報道発表されたアクティブ型10ギガビット/秒光アクセスシステム開発成功についての関連記事が、化学工業日報(4/5 朝刊)、日刊工業新聞(4/5 朝刊)、日経産業新聞(4/5 朝刊)に掲載されました

4月2日に報道発表されたアクティブ型の10ギガビット/秒光アクセスシステム開発成功について、化学工業日報、日刊工業新聞に関連記事が掲載されました。

化学工業日報(2010年4月5日 朝刊5面)

日刊工業新聞(2010年4月5日 朝刊17面14版)

日経産業新聞(2010年4月5日 朝刊12面)

日立製作所、慶應義塾大学、NICTによるプレスリリースはこちら

 

慶應義塾大学山中研究室、日立製作所、NICTがアクティブ型の10ギガビット/秒光アクセスシステムの開発に成功し、報道発表されました

株式会社日立製作所と慶應義塾大学山中直明教授は、家庭用光ファイバ通信サービス(FTTH)向けに、現在用いられている通信方式(PON)と比べ、通信距離が2倍の40km、収容できる加入者数は4倍の128となる、アクティブ型の10ギガビット/秒光アクセスシステム(以下、アクティブ光アクセスシステム)の開発に成功しました。将来、アクティブ光アクセスシステムを従来のPONと並存する形で、適材適所に導入することにより、FTTHのより広範な地域への展開など、光ファイバ通信サービスのさらなる普及に貢献することが期待されます。

本成果の一部は、独立行政法人情報通信研究機構(NICT) が進めるフォトニックネットワーク技術に関する研究開発の一環として、日立と慶應義塾大学が共同でNICTから受託した委託研究「集積化アクティブ光アクセスシステムの研究開発」によって得られたものです。

慶應義塾プレスリリース(2010年4月2日)

東陽テクニカの渡邉社長他幹部6名の方々が慶應にいらっしゃいました

年度末の多忙な中、
日本を代表する測定器メーカの東陽テクニカの社長以下6名の幹部の方が訪問されました。

慶應大学のGCOEにおける人材育成プログラムや
最先端のハプティクス技術(大西研)、プラスチックファイバ(小池研)および
山中研のクラウドコンピューティング、光アクセス技術、レイヤ2スイッチ技術を見学され、
夕方まで熱心に調査されました。

ありがとうございました。

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B4の高橋君が中西奨励賞を受賞しました。

B4の高橋君が卒業研究において、中西奨励賞を受賞しました。
中西奨励賞とは、卒業研究において独創的な研究をした人に送られる賞です。
なお、発表した卒業研究発表のタイトルは以下の通りです。
「太陽追跡型データセンタにおける 仮想マシン移行先スケジューリング方式の検討」

 

M1の丸川くん、山田くん、B4の佐藤くんがPN研究会に参加しました

M1の丸川くん,山田くん,B4の佐藤くんが、3月に石垣島で開催されたPN研究会に参加し、発表を行いました。

発表者,タイトルは以下のとおりです。

著者:丸川純平,山田翔太,寺澤緑,清水翔,石井大介,岡本聡,山中直明
タイトル:次世代広域イーサネットにおける大容量データ伝送に向けた複数経路探索手法の一検討
あらまし:現在の広域イーサネットにおいては,VLANパスを確立する際に確保可能な帯域がリンク(波長)の帯域に制限されてしまう.この制限を打破するためには,End-to-Endでの複数パス経路のアグリゲーションが必要となる.本研究では,複数パス経路のアグリゲーションにより仮想的な大容量データ伝送を実現する次世代広域イーサネットにおいて,経路間での遅延差を考慮した複数パス経路の同時発見を実現するために,拡張イーサネットフレームフラッディング手法に基づいた経路発見手法を提案する.また,本アルゴリズムをソフトウェアスイッチに実装し,発見した複数経路における遅延時間を評価した結果を報告する.

著者:山田翔太,丸川純平, 石井大介, 岡本聡, 山中直明
タイトル:インテリジェントクラウドネットワークにおけるGMPLSを用いた並列伝送方式の検討
あらまし:クラウドネットワークの登場により,データセンタ間における高速な通信が必要となっている.しかし従来のインターネットを介した通信では,帯域幅が不十分であるという問題点がある.そこで我々は,安価な専用線を複数使用し並列伝送を行うことにより擬似的に広帯域なWANを構築するインテリジェントクラウドネットワークの提案を行っている.本稿では,GMPLSを用いて並列経路のパス確立を行う並列伝送システムを提案する.本システムをソフトウェアスイッチに実装し,End-to-Endの実効帯域測定による並列伝送の評価およびパス確立完了までの所要時間の計測を行う.

著者:佐藤丈博,丸川純平, 石井大介, 岡本聡, 山中直明
タイトル:アクティブ光アクセスネットワークにおける2系統の光ツリーによるプロテクション方式
あらまし:我々は,PON(Passive Optical Network)に代わる次世代光アクセスネットワークとして,収容加入者数の増加と伝送距離の伸長を目的とした,光スイッチを用いる新たなアクティブ型光アクセスネットワークActiON(Active Optical Network)を提案している.本研究では,ActiONの信頼性向上手法として,2系統のActiONの相互接続によるプロテクション方式を提案し,稼働率および設備コストについて評価を行った.

M1の山田君が、電子情報通信学会フォトニックネットワーク研究会若手研究賞を受賞しました

M1の山田君が、電子情報通信学会フォトニックネットワーク研究会から、表彰されました。

【PN研究賞】
坂野寿和(NTT)門畑顕博(NTT)曽根由明(NTT)渡辺 篤 (NTT)神野正彦(NTT)
「階層化ハイパーキューブトポロジをベースとしたフォトニックネットワークアーキテクチャの提案」

釣谷剛宏(KDDI研)Ricardo Martinez(CTTC)岡本修一(KDDI研)Raul Munoz・Ramon Casellas(CTTC)大谷朋広(KDDI)鶴沢宗文(KDDI研)
「光SNRベースImpairment-aware RWA アルゴリズムを用いたGMPLS制御トランスルーセント波長スイッチング光ネットワーキングの一検討」

【PN若手研究賞】
別所秀起(京都工芸繊維大学)
「光ラベル認識によるパケットスイッチ制御信号生成と誤り率特性改善に関する検討」

山田翔太 (慶大)
「大容量データ転送アプリケーションの実現に向けたTCP over SCTP パラレルネットワーキングおよび並列経路選択手法の検討」

慶應義塾大学山中研究室で開発したPLZT超高速光スイッチをエピフォトニクス社にライセンシング、外販を開始しました

慶應義塾大学山中研究室で開発したPLZT超高速光スイッチをエピフォトニクス株式会社にライセンシングし、エピフォトニクス社よりPLZT超高速光スイッチサブシステムの外販を開始しました。

PLZT超高速光スイッチサブシステム(パンフレット)
エピフォトニクス株式会社

本光スイッチサブシステムは、独立行政法人情報通信機構(NICT)による委託研究「集積化アクティブ光アクセスシステムの研究開発」の成果の一部を慶應義塾大学がエピフォトニクス社に技術移転し、製品化されたものです。