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徳橋くんのアクティブ光アクセスネットワーク(ActiON)に関する論文がIEICEの論文誌(2010年 8月号)に掲載されました。

徳橋くんのアクティブ光アクセスネットワーク(ActiON)に関する論文がIEICEの論文誌(2010年8月号)に掲載されました。

論文については以下の通りです。
タイトル:連続送信型フレームを用いたアクティブ光アクセスネットワークのレンジング方式
著者:徳橋和将, 芦沢國正, 石井大介, 荒川豊, 岡本聡, 山中直明
あらまし:光スイッチを用いた次世代光アクセス網において,複数の距離の違うOLT とONU 間で回線確立を行うレンジング処理について,連続送信型フレームを用い,さらに位相を変化させる高精度レンジング手法を提案した.また連続送信型レンジングの実験に成功した.

「第24回 独創性を拓く 先端技術大賞」の授賞式が行われD1の徳橋君が表彰されました

7月28日(水)に「第24回独創性を拓く 先端技術大賞」の授賞式が東京・元赤坂の明治記念館で開かれ、D1(応募当時M2)の徳橋和将君が学生部門の特別賞に選ばれ表彰を受けました。

徳橋君の受賞内容:
第24回独創性を拓く 先端技術大賞 学生部門 特別賞
徳橋 和将
慶應義塾大学大学院 理工学研究科 開放環境科学専攻 修士2年
次世代PLZT超高速光スイッチによる10Gbps光アクセスネットワークの研究開発」
指導教官: 山中 直明 教授

「独創性を拓く 先端技術大賞」は、「科学技術創造立国」の実現に向け、優れた研究開発成果をあげた全国の理工系学生と企業の若手研究者、技術者を表彰する制度です。「学生部門」と「企業・産学部門」の2部門があり、多数の応募の中から各部門4~5件が表彰される希少で大変名誉ある賞です。

徳橋君は慶應義塾大学で歴代3人目の学生部門受賞者となりました。

授賞式には、高円宮妃殿下が出席され、小惑星探査機「はやぶさ」開発のプロジェクトマネジャーである川口淳一郎教授による基調講演も行われました。
授賞式のあと行われた懇親会では、高円宮妃殿下が各授賞者の研究内容のパネルをご覧になり、徳橋君も受賞した研究の内容について丁寧に説明していました。

国分寺市立第八小学校サマースクールを開催しました

慶應義塾大学理工学部山中研究室 電子情報通信学会東京支部 の共同主催で、7月23日(金)に国分寺市立第八小学校で出前の科学教室を開きました。今回は、一般社団法人ディレクトフォースと共同で光糸電話、墨流し、瞬間 冷却パックの三種類の実験授業をワークショップ形式で行いました。

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・光通信!光糸電話を作ってみよう!!(山中研究室)
100円ショップで購入できる部材を利用して、懐中電灯の光による糸電話を作ります。カッターや半田ごても使って、自分の手で送信機・受信機を作成しました。グラハムベルが行ったフォトフォーンの実験を現代版に改良したもので、通信の原理と実験を体験してもらいました。
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・墨流しを体験してみよう!(ディレクトフォース)
水に墨を落とすと、膜ができる原理を使って模様を作ります。日本の伝統芸能の一つである「墨流し」を作り、界面科学の基礎である「ぬれ」と「はじき」が学んでもらいました。
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・瞬間冷却パックを作ってみよう!(ディレクトフォース)
ひやっ!一瞬で冷たくなってしまう冷却パックってどんな仕組みでできるのでしょう。尿素を材料に冷却パックを作ってもらいながら、「溶解」と「冷却」という現象を学んでもらいました。暑い夏にぴったりの実験で、涼を感じつつ楽しんでいました。
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小学3年生~6年生71名が参加し、時間やスペースの都合でやりたかったのに諦めてもらう実験もありましたが、自分たちで手を動かして科学の楽しさを体験していました。
次回は、かわさきサイエンスチャレンジ(8月21日、22日)で科学教室を開きます。興味のある方は是非ご参加ください。

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D1の竹下君が国際会議COIN2010において発表を行ないました。

D1の竹下君が,7月11-14日に韓国で行われた国際会議COIN2010で発表を行いました.

発表者,タイトルは以下のとおりです

Authors:Hidetoshi Takeshita, Daisuke Ishii, Naoaki Yamanaka
Title:High-energy Efficient Layer-3 Network Architecture based on Solitary Universal Cloud Router and Optical Aggregation Network
Abstract:This paper proposes high-energy efficient future-Internet architecture. All traffic is aggregated to a solitary universal cloud router through an optical aggregation network. Evaluation shows power consumption can be reduced to 1/1000 compare to present Internet.

電気新聞電子版(2010年6月21日)に「電力版の“Google”を」というインタビュー記事が掲載されました

「オバマ米大統領は、スマートグリッドを『次のARPAネットである』と位置づけています。ARPAネットとは米国防総省が導入したコンピューターネット ワークで、インターネットの原型になったと言われています。スマートグリッドには、インターネットのように大きな可能性があるということです。今後 5~10年は間違いなく、スマートグリッドが世界の産業界の主戦場になるでしょう。それは、単に送配電の技術や太陽光発電設備などハード面だけの話ではな くて、それを使ったビジネスやサービスも含まれます」

そこで、EVNOをベースとして新しい仮想電力会社がインタネットのISPのように電力を自由に供給すると、電力のサービスを考えて、たとえば電力をインバースオークションするようなビジネスを考える人がいる。さらに、電力の供給時間を制御したり(蓄電)、それをネットワークしたりGRID、それを強大なセンターとしたり(クラウド)、さらにトレードする市場が成熟したり、夢が広がります。ぜひ、考えていきたいものです。

かわさきサイエンスチャレンジ(8月21日22日)に参加します

8月21日22日にかながわサイエンスパーク(溝の口)で行われる小学生向けの科学イベントに山中研究室が参加します。今回は、慶應義塾大学だけでなく、ディレクトフォースと日本女子大のメンバーに協賛いただき、恒例の光糸電話実験のほかに墨流しや冷却パックの実験なども行う予定です。

D1の徳橋和将君が「第24回 独創性を拓く 先端技術大賞」の学生部門・特別賞に選ばれました

D1(応募当時M2)の徳橋和将君がフジサンケイビジネスアイ主催の「第24回 独創性を拓く 先端技術大賞」の学生部門・特別賞に選ばれました。
「独創性を拓く 先端技術大賞」は、「科学技術創造立国」の実現に向け、優れた研究開発成果をあげた全国の理工系学生と企業の若手研究者、技術者を表彰する制度であり、大変名誉ある賞です。「学生部門」と「企業・産学部門」の2部門があり、徳橋君は「学生部門」の「特別賞」に選ばれました。
授賞式・レセプションが7月28日午前11時から、東京・元赤坂にある明治記念館で開かれます。

• 徳橋君の受賞内容:
学生部門 特別賞
徳橋 和将
慶應義塾大学大学院 理工学研究科 開放環境科学専攻 修士2年
「次世代PLZT超高速光スイッチによる10Gbps光アクセスネットワークの研究開発」
指導教官: 山中 直明 教授

全受賞者一覧

産経新聞、フジサンケイビジネスアイに関連記事が掲載されました。
産経新聞(2010年6月17日10面)【パスワードにより保護されています】
フジサンケイビジネスアイ(2010年6月17日2面)【パスワードにより保護されています】

日刊工業新聞(6/16,19面)にも次世代エコネットワークスイッチの製品化に関する記事が掲載されました

化学工業日報に続き、日刊工業新聞(6/16,19面)にも先日報道発表した次世代エコネットワークスイッチ「ギガビットECOレイヤ2スイッチ」製品化の関連記事が掲載されました。
慶應義塾大学山中研究室とオールグリーン・ネットワークス社が共同で「ギガビットECOレイヤ2スイッチ」を開発、製品化しました。
リモート操作によりポート単位での電力のオン/オフができることが特徴で、トラヒックの状況にあわせて遠隔操作でレイヤ2スイッチの消費電力削減を可能にします。また、消費電力の常時モニタリングも可能で、スマートハウスやスマートメータ、データセンタの実験・デモンストレーションに最適なレイヤ2スイッチであり、次世代のスマートオフィス、スマートシティへの利用も期待できます。
先日開催されたスマートグリッド展2010で本スイッチの動態デモンストレーションを実施しました。

スマートグリッド展2010-8

慶大など、遠隔操作で消費電力を削減できるイーサネットスイッチ製品化(日刊工業新聞 Business Line)
日刊工業新聞(2010年6月16日19面)【パスワードにより保護されています】

ギガビットECOレイヤ2スイッチ(パンフレット)
• 株式会社オールグリーン・ネットワークス

電気新聞電子版(2010年6月14日)に「”仮想発電所”構想と は?」としてインタビューが掲載されました

電力業界を中心と対象としている電気新聞のスペシャルNewsとして、仮想発電所構想が紹介されました。仮想発電所とは、たとえば家庭で使うエネファームの使用権をEVNO業者が有しており、エネルギーコストに応じてそれらのコントロールを行い、発電を行うものであります。
次世代のスマートグリッドでは、電力の双方向供給が可能となります。そのため、家庭にある太陽光発電、エネファームや、企業の遊休自家発電装置、さらにはEVやハイブリッドカーの電池をグリッドネットワークを通して供給できます。現状は、すべてを東京電力に売るもしくは買うだけですがそれを、仮想化して自由化するものです。対面取引や相対取引をします。たとえば、六本木ヒルズはかなり大きな電力を必要としているので、少し安く別な電力業者から購入できたらメリットは大きいです。
別な電力業者として先ほどの仮想発電所を有したEVNOがその対象となっています。

スマートグリッド展2010に出展しました

慶應義塾大学山中研究室は、6月16日~18日に東京ビックサイトで開催されたスマートグリッド展2010に出展しました。連日1万人を超える入場者数で、山中研のブースにもたくさんの方が足を運んでくださいました。17日には山中先生によるワークショップ「“スマート化”を通信ネットワーク技術者はどう見るか?」が開催され、こちらも満席となる盛況ぶりで多数の方に参加いただきました。
今回展示したMiDORプロジェクトのリモートパワーコントロールレイヤ2スイッチ動態デモとEVNO(Energy Virtual Network Operator)の説明を興味深く聞いていただき、意見交換をすることができました。いただいた様々な意見をフィードバックし、今後の研究活動へ活かしていきたいと思います。
梅雨の蒸し暑い中、雨足の強い日もありましたが、足を運んでいただきまして誠にありがとうございました。

当日の写真はこちら

※写真、ガイドブックの内容はスマートグリッド展2010事務局の許可を得て掲載しています。