【プレスリリース】「ポスト5Gに向けた高度なネットワーク監視・制御技術を開発-1%以下の微少なパケットロスも検知可能なサイレント障害検知技術を確立-」

NEDOは、委託事業である「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」(以下、本事業)で、ネットワークの自動運用につながる基礎技術の確立に取り組んでおり、その一環でアラクサラネットワークス株式会社(以下、アラクサラ)と慶應義塾大学は、従来は検出が難しかった1%以下の微少なパケットロスを検出し、異常の見逃しと誤検知を同時に低減する、高精度な「サイレント障害検知技術」の開発に成功しました。

この技術に加え、億単位の端末のフローを識別・制御し、柔軟かつ効率的で高精度にトラフィック情報の収集と帯域制御を行う「フレキシブルネットワークセンサー技術」、ネットワークに負荷をかけずに必要に応じて最適なデータ収集や帯域制御を行う「リソース制御技術」を開発しました。また、これらの技術を組み合わせることで、少ない収集データ量と計算機リソースで異常検知や分析を高精度に行う「ダイナミックドリルダウン制御技術」を開発しました。これにより、ネットワークが自律的かつ高精度に異常検知や分析を行う、高度なネットワーク監視・制御技術(以下、本技術)を開発しました。

本技術により、ポスト5G時代の多接続化・多様化するサービスに対応して、サイレント障害をはじめとする通信品質の劣化やサービス障害の検知精度を向上し、高度な監視運用を実現することで、ネットワーク運用の容易化と人材不足への対応、ポスト5G時代のネットワークの発展に貢献します。

プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。

https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/2024/1/16/28-156143/