「news」カテゴリーアーカイブ

山中先生がハワイ島・ビックアイランドで開催されたIEEE ICNC 2024でGold Contribution Award を受賞されました

2024年2月、ハワイ島・ビックアイランドで開催されたIEEE ICNC 2024で、Gold Contribution Award を山中先生が受賞されました。ICNCはIEEE Communication Societyが主催する国際会議で、採録率は20%程度と極めてレベルの高い会議です。

今回、山中先生は空孔コアファイバーを用いた慶應のオープン研究センターとRoFおよびPWoFのアクティビティについて招待講演をされました。

Gold Contribution Awardは、本会議にて招待講演(Invited talk)を5回行い、会議に対する多大な貢献を表彰されたものです。

祝・卒業式&学位授与式

今年も3人の修士と6人の学部卒が卒業しました。

そうそう、私も卒業です。

コロナのあと、本当に苦労しながら頑張ってくれました。

でも、大学はとどまるところではなく通過点です。

楽しく充実して、仲良く活躍ください。

元気でね!!

オープンラボと空孔コアファイバーの技術がテレコミュニケーション2月号で特集されました

オープンラボと空孔コアファイバーの技術がテレコミュニケーション2月号で特集されました。空孔コアファイバは、その新しい構造と、エネルギー伝送の優位性、多波長や、アナログ伝送の可能性に関して説明されています。

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【プレスリリース】「ポスト5Gに向けた高度なネットワーク監視・制御技術を開発-1%以下の微少なパケットロスも検知可能なサイレント障害検知技術を確立-」

NEDOは、委託事業である「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」(以下、本事業)で、ネットワークの自動運用につながる基礎技術の確立に取り組んでおり、その一環でアラクサラネットワークス株式会社(以下、アラクサラ)と慶應義塾大学は、従来は検出が難しかった1%以下の微少なパケットロスを検出し、異常の見逃しと誤検知を同時に低減する、高精度な「サイレント障害検知技術」の開発に成功しました。

この技術に加え、億単位の端末のフローを識別・制御し、柔軟かつ効率的で高精度にトラフィック情報の収集と帯域制御を行う「フレキシブルネットワークセンサー技術」、ネットワークに負荷をかけずに必要に応じて最適なデータ収集や帯域制御を行う「リソース制御技術」を開発しました。また、これらの技術を組み合わせることで、少ない収集データ量と計算機リソースで異常検知や分析を高精度に行う「ダイナミックドリルダウン制御技術」を開発しました。これにより、ネットワークが自律的かつ高精度に異常検知や分析を行う、高度なネットワーク監視・制御技術(以下、本技術)を開発しました。

本技術により、ポスト5G時代の多接続化・多様化するサービスに対応して、サイレント障害をはじめとする通信品質の劣化やサービス障害の検知精度を向上し、高度な監視運用を実現することで、ネットワーク運用の容易化と人材不足への対応、ポスト5G時代のネットワークの発展に貢献します。

プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。

https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/2024/1/16/28-156143/

【プレスリリース】「超低遅延ネットワークキャンパスの実験を開始」

慶應義塾大学(塾長 伊藤公平)と古河電気工業株式会社(代表取締役社長 森平英也)は、総務省「グリーン社会に資する先端光伝送技術の研究開発」プロジェクトの一環として、空孔コアファイバケーブルを慶應義塾大学新川崎タウンキャンパス内の「慶應義塾大学未来光ネットワークオープン研究センター」に敷設し、複数のビル間を結ぶ超低遅延ネットワークキャンパスの実験を開始しました。これにより、世界で初めて慶應義塾大学内外のエンジニア達が実用に近い環境で空孔コアファイバの実験をできる施設が完成しました。

プレスリリース全文はこちらをご覧下さい。

日刊工業新聞(2023年11月21日)に掲載された記事はこちら

その他の掲載情報はこちら

山中先生がIEEE Life Fellowに選出されました

Life Fellowは、IEEE(米国電気学会)最高位のメンバーシップであり、会費も無料となり、生涯会員として活躍できます。

山中先生は1998年、当時日本人最年少(40歳)でIEEE Fellowになり、その後もメンバーを継続し、この称号を得ました。

以下、山中先生のコメント

「学会活動は、ネットワークを作る上でも、他の考えを取り入れる点でもとても重要です。一生涯活動を続けることが重要であると考えます。私も海外のいろいろな方と知り合いになり、助けてもらいました。是非、みなさんも学会活動を行ってください」

 

フォトニックネットワーク研究会は20周年を迎えました

フォトニックネットワーク研究会(PN研:https://www.ieice.org/cs/pn/jpn/)は20周年を迎えました。

PN研は、PS研(光スイッチングの研究会)とPIN2種研(インターネットとフォトニクスの融合研究会)が、電子情報通信学会では珍しい合併をして、作られた研究会です。

日本の競争力が未だに極めて高いフォトニクス技術で、いかに世界をリードし続けられるか?という課題を持ち、光バブル崩壊、米国と中国の台頭に悩まされ続けながらも、次々とブレークスルーとなる技術を日本は提供してきたと言えます。一方で、それを利用しているのはGAFAというのは、皮肉な結果でもあります。

フォトニックネットワーク研究会 20周年記念シンポジウム

PN研20年間のキーメンバーたち