山中先生が第17回電子情報通信学会通信ソサイエティ論文賞(チュートリアル論文賞)を受賞しました

山中先生、他12名による共著論文「Beyond 5G時代のネットワークビジョン―2030年に向けたアーキテクチャとブレークスルー技術の鳥瞰―」Vol.J104-B No.3 pp.315-336が、第17回電子情報通信学会通信ソサイエティ論文賞(チュートリアル論文賞)を受賞しました。

本論文は、2018年から2020年に総務省において、世界をリードするBeyond 5G(5Gネットワークの次の世代)を、広く日本の知を結集して検討し、Beyond5Gの時代には、日本の研究競争力を高めていこうというものです。バーティカルファーストとして、アプリケーションやサービスを先に予想しつつ、将来重要になるブレークスルー技術をサイエンスや部品、さらには、ネットワークアーキテクチャまで、広く整理しました。その結果は、総務省を中心とする多くのナショナルファンドとして、現在研究開発が推進されているとともに、NTT、インテル、ソニーが進めるIOWNとも同様なビジョンを共有しています。本論文は電子情報通信学会のサイトで、いまだに最もダウンロード数の多い論文です。以下から、無料でダウンロードできます

 IEICE Trans – Beyond 5G時代のネットワークビジョン―2030年に向けたアーキテクチャとブレークスルー技術の鳥瞰―

<https://search.ieice.org/bin/summary.php?id=j104-b_3_315>

 また、もっと一般化した著書にもなりました

「ビヨンド5Gが描く未来 2030年の技術・暮らし・ビジネス」
山中 直明 編著、中村 武宏 著、崔 真淑 著

https://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766427783/