M1の中原君がNS研究会において発表を行ないました。

M1の中原君が,9月2-3日に東北大学で行われたネットワークシステム研究会(NS)で発表を行いました.

発表者,タイトルは以下のとおりです

Authors:中原健太 菊田洸 山田翔太 石井大介 岡本聡 山中直明
Title:ユビキタスネットワーキング環境(uGrid) におけるスケーラブルなサービス提供の実現へ向けたルーチングプロトコルの拡張
Abstract:IPv6 への移行によるユビキタス社会の実現が間近だとされる中, 様々なデバイスがIP アドレスを持ち,ネットワークに接続されることが想定される. 我々が提案するユビキタスグリッドネットワーキング環境(uGrid) では, IPv6 の膨大なアドレス空間を利用し, デバイスだけでなくプログラムやコンテンツにもIP アドレスを割り当て,サービスパーツと定義する. uGrid では, 様々なサービスパーツを組み合わせることによりサービスのフローによってユーザが要求するマッシュアップサービスを提供する. サービスパーツはIP アドレスによりネットワーク層によって扱われる. そこで我々は, ルーチングプロトコルによってuGrid によるサービス提供を世界規模でスケールさせる新方式“ サービスルーチング”の提案する. 本稿ではOSPF を拡張することで実現可能な, リンクコストと同様にサービスパーツがサービスコストを広告するネットワークシステムを提案する. 本システムにおいてサービスフローのルーチングを行うことでアプリケーション層では実現不可能な適切なサービス提供が可能となる. そこで本稿では加えて, 線形計画法およびDijkstra 法の拡張により, サービスフローのルーチング手法を提案し, シミュレーションによって評価を行った.